診療について
必要な診療を、必要な時に。
より安全な出産のための診療を行っています。
フクオカバースクリニックは、
大きく「産科」「婦人科(内分泌・腫瘍)」に分かれる
産婦人科系の診療科目のうち、「産科」を専門に扱う医院です。
診療にあたる医師は、妊婦さんと赤ちゃんの身体や健康について、
より多くの知見を持って診療にあたっています。
さらに周産期医療に携わった経験のある医師や、
超音波専門医の資格を持つ医師が在籍しており、
安心して出産に臨んでいただけます。
周産期医療とは?
周産期とは、出産前後の母体や胎児、新生児の生命に関わる事態が起こる可能性がある期間のことです。当院では、産科と小児科が連携することで、高度で専門的な医療を提供できる体制を整えています。
<診療科目>
産科
- 1妊娠前感染症チェック
-
これから妊娠を希望する方向けの血液検査です。これまでに、妊娠時に罹患すると母体や赤ちゃんに影響を及ぼす感染症に、かかった経験があるかどうかを調べます。もしも風疹、麻疹、水痘にまだかかっていらっしゃらない場合、当院にてワクチン接種も可能です。
- 2妊娠の診断と管理
-
まず、妊娠の状態が正常であることを確認します。正常妊娠の場合は、母子手帳を発行します。合併症が懸念される場合や、前回のお産の経過によって注視が必要な場合は、引き続き当院に通院いただくか、または総合周産期母子医療センターなどの高次医療機関に通院いただくかを判断いたします。
- 3妊婦健診
-
妊娠期間中の患者さまの健康状態や赤ちゃんの発育状態を確認するために、定期的に行う健診です。様々な情報があふれる中、妊娠について日頃疑問に思っていることや不安に感じていることを、一つずつ解消していく大切な機会です。ぜひ気になることをご相談ください。妊娠週数によって、頻度は異なります。
- 4助産師外来
-
妊婦健診のうち、初妊婦の方は1回、経産婦の方は2回、助産師による外来を行っています。実際にお産に寄り添う助産師が健診を行うことで、ふだんの妊婦健診ではなかなか切り出せないことを話していただけるよう努めています。また一緒に相談しながらバースプランを作成します。
- 5胎児診断
-
日本の標準医療として取り決められている「産婦人科ガイドライン」では、妊婦健診に含まれない特殊な検査ですが、当院では、追加料金をいただかず、妊婦健診の一環として行っています。
- 6出生前遺伝学的検査
-
当院では、出生前遺伝学的検査として、NIPT(非侵襲的出生前遺伝学的検査)、クアトロテスト®、羊水検査を行っています。検査により、分かることやその程度、検査を受ける時期が異なります。
検査を受ける前に遺伝外来でカウンセリングを受けていただき、ご両親でよく話し合われた上で、検査を受けるかどうかの選択ができるよう、サポートいたします。
まずは電話または窓口でお問い合わせください。
出生前遺伝学的検査出生前遺伝学的検査について
当院では、NIPT(非侵襲的出生前遺伝学的検査)、クアトロテスト®、羊水検査を行っています。赤ちゃんの遺伝情報を知ってご両親はどうするのか、目的をはっきりさせて受けることが望ましいものです。臨床遺伝専門医とよく相談の上、検査を受けるかどうかをご両親に決めていただいています。
〈NIPT(非侵襲的出生前遺伝学的検査)〉
NIPTは、妊娠10週-16週に採血を行い、21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー、13トリソミーについての確率(陽性、陰性、判定保留)を計算する検査です。
〈クアトロテスト®(母体血清マーカー検査)〉
クアトロテスト®は、妊娠15週〜17週に採血を行い、21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー、開放性神経管奇形(二分脊椎)についての確率(1/○○○)を計算する検査です。検査結果は、基準となる確率と比べることで、スクリーニング陽性または陰性と報告されます。
NIPT、クアトロテスト®で陽性の場合は、羊水検査による確定診断が必要になります。
〈羊水検査〉
羊水検査では、妊娠16週以降にお母さんのおなかから針を入れて、子宮内の羊水を採取し、赤ちゃんの遺伝情報を持つ染色体を調べます。
わずかに流産や破水のリスクがあります。一般的な流産のリスクは0.2~0.3%です。
婦人科
- 1子宮癌検診
- 2経腔超音波検査による子宮および卵巣疾患のスクリーニング
-
不妊治療を希望される方、またスクリーニングによって、疾患や異常が疑われた方は、当院より専門医への紹介を行っています。
ワクチン接種
- 1インフルエンザワクチン
-
当院通院中の方に対して冬期におこなっています。
- 2風疹ワクチン・麻疹ワクチン・水痘ワクチン
-
妊娠前あるいは産後に接種可能です。
※ご希望の方は事前にお電話にてお問い合わせください。